国内最大のMSO(ケーブルテレビの統括運営会社)であるジュピターテレコム(J:COM)は2015年10月13日、MVNO(仮想移動体通信事業者)事業に参入すると発表した。新サービス「J:COM MOBILE」の販売を、10月29日に全国のJ:COMエリアにおいて一斉に開始する(図1)。 J:COM MOBILEは、KDDIの4G LTE網を利用する。au VoLTEにも対応する。そして最大の特徴が、ケーブルテレビならではのサービである「J:COMオンデマンド」のモバイル利用時に、データ通信量をカウントしないことである(図2)。 J:COMオンデマンドは、同社の有線を使った多チャンネル放送「J:COM TV」サービスへの加入に提供している。総配信本数は5万5000本(2015年9月1日現在)で、そのうち3万8000本がマルチデバイス視聴に対応する。 このマルチデバイス視聴向けのアプリが「J: