電子ペーパー技術を手がける米E Inkは11月8日、カラー電子ペーパーを実現する次世代ディスプレイ技術「E Ink Triton」をリリースした。 同社はこれまでKindleなどの端末向けにモノクロの電子ペーパーディスプレイを提供してきた。Tritonはこれまでのモノクロ電子ペーパーと同様に、紙のような見た目と省電力を実現、さらに16階調グレースケールに加えて「数千の色」を表示できるという。 Tritonによる電子ペーパーのカラー化で、雑誌や新聞、教材など、より充実した電子書籍コンテンツが可能になるとE Inkは述べている。同社は11月10日から日本で開かれるFPD International 2010でTritonを披露する予定。このイベントでは、同技術を採用した初のデバイスを中国のHanvonが展示する。 関連記事 電子ペーパーとタッチパネル液晶の2画面 Android端末「Alex」