先月、佐賀県内の高校生が受けた模擬試験でイスラム教とテロリストを結び付けるような不適切な表現があった問題で、この試験を受けたイスラム教徒の生徒が「正しい理解を深めてほしい」などと今の心境をつづった手記をNHKに寄せました。 先月上旬、佐賀県内の高校生が受けた模擬試験の英語の問題文で、エジプトで見かけた貧しい子どもたちについて「もし子どもたちがお金を稼ぐことが出来なかったら食べ物を求めてモスクに行きテロリストになる」と説明する記述があり、佐賀県教育委員会は不適切な表現だったとして謝罪しました。 この試験を実際に受けていたイスラム教徒の高校1年生の女子生徒が今の気持ちをつづった手記をNHKに寄せました。 この中で女子生徒は「とても衝撃的で悲しい気持ちになりました。イスラム教について間違った知識や悪い印象を与えるのではないかと心配しました」と振り返っています。 そのうえで「先生や教育委員会などは