「弊社のクライアントのある大手企業が、あなたの会社を譲り受けたがっています」 名前も知らない、或いは知っていても会ったことがほとんどないM&A仲介会社から、このようなダイレクトメールを受け取ったことはありませんか? 多くの中小企業経営者が、「ある」とお答えになると思います。業種によっては月に何十通も受け取っているという方もいらっしゃるでしょう。 大きな会社から会社を売ってほしいと相談されるなんて、経営者としてとても名誉なことでしょう。そのため、これを期に真剣にM&Aを検討される方もいらっしゃいます。 でも、1点覚えておいてください。その手紙の記述は、ほぼ間違いなく嘘か大袈裟です。 世界中のどこかには、本当にあなたの会社を欲しがっている買い手がいるかもしれません。でもその買い手さんは、まずそんなダイレクトメールは送ってきません。これは少し考えれば誰でも簡単に理解できる話なので、まずはその理由