「ビッグデータ」の活用は魅力的だが、使いこなせる人材が少ない。米フェイスブックやサイバーエージェントなどネット業界を中心に先進企業は「データサイエンティスト」の獲得合戦に動きだした――。ペタ(1ペタ=100万ギガ)バイト級の大量データを意味するビッグデータ。インターネット上や社内外にあふれる大量の情報をかき集め、ごく短時間で分析・活用する仕組みを構築すれば、企業は消費者や競合の動きを素早くキャッチでき、競争力を高められる。しかも前回(本連載の第6回)見てきたように、ビッグデータを活用できる製品やサービスは、品ぞろえが充実しつつある。残る大きな課題は、人材不足だ。