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身体に関するsteam-punkのブックマーク (1)

  • 体がおぼえている|本屋の時間|辻山良雄

    先日、店に歌人の岡野大嗣さんがやってきた。彼を描いた、帽子を目深くかぶり、肩幅の広いコートを着込んだイラストを見たことがあったが、ほんとうにそのままの姿で現れたので、そのことがなんだかうれしかった。 通過待ちであいてるドアの向こうから冬の工事の音がきれいだ (岡野大嗣『たやすみなさい』書肆侃侃房) 岡野さんの地元・大阪に行ったとき、JR環状線の新今宮駅で乗り換えをした。高架になっている駅からは、地面を掘削している何台かのショベルカーが見えたのだが、朝の澄んだ光に照らされたその光景は、もう二度と訪れることのない、かけがえのない瞬間のように思えた。心がじんとふるえたが、周りにいた多くの電車待ちの人に、そのことは伝わることがないだろう。まだ秋の日のことで、聞こえてくる音はなにもなく、遠くにショベルカーが動いている姿だけが見えた。 今年は岡野さんに限らず、関西の人に会う機会が多かったように思う。ト

    体がおぼえている|本屋の時間|辻山良雄
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