クロマグロやカツオ類が大量死した葛西臨海水族園(東京都江戸川区)で24日朝、クロマグロ1匹が死んでいるのが見つかり、生き残ったのはクロマグロ1匹になった。解剖の結果、背骨が折れていて、水槽への衝突死とみられる。内臓に異常が認められなかったことから、同園は大量死との関連は薄いとみている。 詳しい検査のため、検体を独立行政法人水産総合研究センターに送った。大量死の原因は、まだ特定できていないという。死んだマグロは22日に2回、水槽に軽くぶつかったことが確認されていた。 同園は将来的にクロマグロの群泳の展示を復活させる方針だが、「今は最後の一匹をできるだけ長く飼育していく」としている。