■女性の活躍で「働き方変わる」 繊維大手、帝人の社長を務めた安居祥策(やすい・しょうさく)氏はかつて、欧米企業との合弁事業や取引交渉を繰り返すうちにあることに気づいた。対峙(たいじ)する欧米側には必ず女性役員が列席しているのだ。だが、自分の左右は男性ばかり。「このままでは取り残される」 2000(平成12)年、帝人は女性活躍推進室を立ち上げた。その結果、総合職で5%だった女性比率は12年度には18%に、管理職も8人から85人に増えた。 ◆先進国最低レベル 「日本でもっとも活用されていない資源」。1月のダボス会議での講演で、安倍晋三首相は日本女性についてこう評した。政府は「20年までに指導的立場に占める女性の割合30%」を掲げるが、現状は先進国最低レベルの11%。労働力人口が激減する日本は、女性の社会進出なくして成り立たない。

