身近な影響も。人民元切り上げで変わること要約:2010年になって、中国通貨・人民元の切り上げが迫っています。通貨切り上げとは、なじみのない言葉ですが、実行されたら日本経済にも大きな影響を与えることになります。 そもそも「切り上げ」とは? 一般的に言う「通貨切り上げ」とは、ある通貨と他の通貨との交換レートを、より強いものに変更することです。日本円も昔、切り上げが行われたことがあります。1971年に円ドルの交換レートが、それまでの1ドル=360円から1ドル=308円に変更されました。これが「切り上げ」です。1ドルが360円から308円になることによって、円の価値は以前よりも高まったことになります。 ただし、現在では円ドルレートは変動相場制であり、交換レートは毎日の市場の売買によって決まります。1971年のような切り上げが行われたのは、当時の円ドルは固定相場制だったからです。 今回中国が実行する