昔、スプートニクという会社をやっていた頃、CSKの皆さんとお付き合いすることがあった。CSKといえば昔はセガ、ベルシステムというコールセンター最大手も参加に収めていたシステム系大企業だが、創業者の大川功氏が亡くなられたあとは衰退の一途となり、グループもバラバラになって住商情報システムに吸収合併された。 この大川氏は、日本の歴史に残る実業家で、ベンチャーの父とも呼ばれ、有望なベンチャーがあると私財をなげうって援助した。家庭用ゲーム機からの撤退を決めたセガに個人資産約850億円を寄付したことは有名だ。 健在の時は社内では尊敬を集めていたわけだが、まだCSKが小さな派遣会社だったときに、大川氏の奥様が自らおにぎりをたくさん握って現場に届けて社員で食べたという逸話とかを当時の役員の方からたくさん聞いた。まさにカリスマだったわけだ。その中で一番心に残っている大川氏の言葉があって、自分もそれを仕事のモ