礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、その日に見つけた名言など。 ◎国会図書館所蔵「発禁図書」の来歴 一九八〇年(昭和五五)に国立国会図書館が発行した『国立国会図書館所蔵 発禁図書目録―1945年以前―』という冊子がある。「はしがき」で一ページ、「凡例」で一ページ、そのあと、アイウエオ順に書名を並べた本文が一二四ページ分、「著者名索引」が二七ページ分、奥付で一ページ。ただこれだけのシンプルな本であるが、見ていて飽きることがない。 この目録が作られた目的等については、「はしがき」で、収集整理部長の林修氏が次のように述べている。ここに全文を紹介させていただくことにする。 この目録は、昭和51年以来数次にわたって、米国議会図書館から返還されてきた接収発禁図書と、当館が受けついでいる帝国図書館旧蔵のものとを合せて、当館が現在所蔵している発禁図
県立図書館(水戸市三の丸)は、1900年代初頭から1950年ごろに録音された音楽などの「歴史的音源」が聴けるサービスを23日から開始した。 「歴史的音源」は、「歴史的音盤アーカイブ推進協議会」が国内で製造されたSP盤や金属原盤などに収録された音楽や落語、歌劇、演説などをデジタル化したもの。同館によると、「憲政の神様」といわれた尾崎行雄の「演説 普通選挙について」(コロムビア、1928年)や「潮来音頭」「磯節」など、約2万6000点を聴くことができるという。 利用時間は1回30分(時間延長は最長2時間)。複製やダウンロードは不可。問い合わせは県立図書館(029・221・5569)まで。【杣谷健太】
保存し続けている社員名簿をめくる崎山成見さん=東京都文京区本郷の満鉄会で2012年10月15日、大沢瑞季撮影 旧満州(現中国東北部)で事業を展開した国策会社、南満州鉄道(満鉄)の元社員らでつくる団体「満鉄会」(東京都文京区、松岡満寿男会長)が、会員の高齢化により今年度で解散することになった。19日、都内で最後の大会を開催。副会長の崎山成見さん(87)は「会がなくなっても、歴史を伝える活動は続けたい」と話す。 満鉄は日露戦争後の1906年、ポーツマス条約で獲得した鉄道と沿線地を経営するため半官半民で設立された。炭鉱やホテルなど多様な事業を展開し、中国東北部支配のための機関となった。社員は最大時約40万人、うち14万人が日本人だった。だが終戦で消滅し、旧ソ連軍に抑留された社員もいる。 元社員らは46年に満鉄会を結成、退職金の支払いや未帰還者の引き揚げを国に求め、会員は70年ごろ1万数千人に上っ
津波で全壊した陸前高田市立図書館が所蔵する古文書「吉田家文書」の抜本的な修復作業が、国立国会図書館(東京)で行われることになり、30日、保管する盛岡市の県立博物館で搬出作業が始まった。同図書館が津波被害を受けた古文書を修復するのは初めて。 県指定文化財の同文書は、仙台藩気仙郡で行政などのまとめ役だった「大肝入(おおきもいり)」を務めた歴代吉田家当主の業務日誌で、財務表や裁判記録などが記載されている。 震災後、同文書は県立博物館に運ばれ、学芸員や50人以上のボランティアが真水を使い、塩や泥を取り除く作業を行ってきた。しかし、カビが発生するなど劣化が進み、抜本的な修復が必要となっていた。 国立国会図書館の職員が同博物館で作業に携わったのが縁で、無償で修復にあたることになった。同図書館では、カビの除去を行った後、欠損箇所に紙繊維を流し込むなど専門的な作業を進めるという。 この日は、約120点ある
全国市議会旬報という機関紙が、 全国市議会議長会から発行されている。 8月5日号に、 国立国会図書館総務部支部図書館・協力課 課長補佐の塚田洋氏が、寄稿している。 当たり前といえば当たり前だが、 国会議員は相当に恵まれている。 「(国立国会図書館は)国政に関する掘り下げた 調査・分析(立法調査サービス)を行っています」 そして、 「立法調査サービスには、経済産業、農林環境など、 主題ごとの調査担当課が当たります。 国会議員からの調査以来に対しては、 資料提供、調査報告書の作成、 面談説明などの形で回答し(年間4万2千件)、 あわせて依頼を予測して国政課題について調査」 を行ったりもするのだ。 夢みたいな話だ。 国会議員になったら、 しがみつく気持ちがやっとわかった気がする(笑 「(国と地方では事情が違うが) 議会が独立した情報源を必要とする事情は同じです。 議会は、執行部提案の追認機関であ
A.A.O.公共機関 ウェブサイト通信 解説コラム、セミナー情報、調査結果等、公共機関ウェブサイト担当者様向けに最新情報をメールでお届けします。 申し込みフォーム 改正JIS対応に関する お問い合わせ サイト内容やJIS規格対応支援等のサービスについてのお問い合わせ、お見積もり・ご相談・ご依頼は以下のお問い合わせフォーム(SSL)で承っております。 お問い合わせフォーム A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査 中央省庁・独法・特別民間法人編第6回 調査結果一覧(中央省庁) 集計結果 基本レベル評価 =前回調査と同じレベル =前回調査より2ランク以上アップ/ =前回調査より1ランクアップ =前回調査より1ランクダウン/ =前回調査より2ランク以上ダウン *「Aレベル」~「Eレベル」のレベルごとに、五十音順で掲載 *e-Gov「各府省・独立行政法人等のホームページ」「国会・裁判所等関連サイ
*1number of requests April to December 2011 *2number of articles Creating bibliographies and data distribution As a sole national library in Japan, the NDL acquires publications in Japan based on the legal deposit system and creates bibliographies and article indexes and distributes them to the public, including libraries. Along with a service renewal in January 2012, bibliographic data can be do
国立国会図書館(東京都千代田区)でテレビやラジオの番組を保存して館内で視聴できるようにする「放送アーカイブ」を作る動きが国会で進んでいる。計画を進める議員は「映像文化を資産として後世に残すべきだ」と説明するが、放送局側は「著作権の不当な制限になる」と慎重な対応を求めている。【小松やしほ、土屋渓】 放送アーカイブの動きが始まったのは今年に入ってから。参院議院運営委員会を中心に来年度の予算計上を目指し、国立国会図書館法の改正を検討。5月末に骨子案をまとめ、放送局関係者に説明会を開いた。 計画では、テレビはNHKと民放キー局の地上波7局とBS7局、ラジオは首都圏のAM・FM局についてCMも含めて全番組を毎日、国会図書館で録画、録音する。利用については「現行の著作権法の範囲内」としており、放送から一定期間後に館内での視聴を想定。ダビングは認めない。 参院の図書館運営小委員長の藤本祐司議員は「テレビ
この夏の関西電力管内における計画停電を実施する際の運用等の詳細が関西電力(株)から公開されたことに基づき、計画停電が発動された場合の関西館の開館方針および開館時間についてお知らせします。 関西電力管内における計画停電が発動された場合、関西館は計画停電の対象施設に含まれています。関西館の停電グループは「3-H」区域です。
一般社団法人日本映像ソフト協会は、衆参両院の議院運営委員会が進めている「国立国会図書館・放送アーカイブ制度」に反対する意見を表明した。6月7日に国立国会図書館総務部総務課に、「国立国会図書館・放送アーカイブ制度骨子(案)」に対する意見書を提出したことを明らかにした。 意見書は、5月31日に開催された制度(案)の説明会を受けたものである。この制度の骨格となる国立国会図書館が独自に放送番組を録画し、保存することに対して慎重な対応を求めた。 国立国会図書館・放送アーカイブ制度(案)は、国会図書館による放送番組の保存機能の強化を盛り込んでいる。これまでの納本制度とは別に、国会図書館が独自に在京テレビ局、衛星テレビ局、首都圏のAM、FMラジオの番組を録画・保存する。 保存した番組は、許可制のもと国会図書館内限定で利用者による視聴が可能になる。ただし、番組の複製は行わない。 放送番組は書籍や映像パ
まずはカレントアウェアネスの話から NDLこと国立国会図書館の刊行物に『カレントアウェアネス』というものがあります.図書館や図書館情報学などに関する記事を掲載する季刊誌で,1979年に創刊,少し前に30周年を迎えました.カレントアウェアネスの各記事には「CA****」という通番が振られており,それによると,これまでに1767本の記事が掲載されたことが分かります. このカレントアウェアネス,現在はNDL関西館の図書館協力課にある調査情報係が編集・発行をおこなっていますが,1979年の創刊当初は総務部企画教養課(内の図書館情報室)→1984年からは参考書誌部一般参考課(内の図書館学資料室)→1986年からは図書館協力部図書館研究所と,その担当部署は移り変わってきています. 刊行頻度も当初月刊だったものが,2002年に関西館に移ってからは季刊になっています. また,当初カレントアウェアネスはND
国立国会図書館は15日から、デジタル化した博士論文のインターネット公開を開始した。 同館では1923年9月以降に送付された国内大学院の博士論文約50万点を所蔵。このうち91〜2000年度の論文約14万点をデジタル化し、館内で閲覧できるようにした。さらに執筆者から許諾を得た約1万5000点が、今回の公開の対象になった。 一方、同館は1968年までに受け入れた図書や古典籍などのデジタル化に2000年から着手。デジタル化資料は計約200万点に上り、著作権の切れたものや著作権者の許諾が得られたものを順次ネットで公開している。今月28日には約5万3000点が追加され、全体では約40万点が手軽に閲覧できるようになる。 閲覧には、登録など事前の手続きは不要。資料は同館の近代デジタルライブラリーのサイト(http://kindai.ndl.go.jp)から探すことができる。
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