日本労働研究雑誌 8 2016 年の後半からエビデンスに基づく政策形 成(Evidence Based Policy Making, EBPM)の重要 性が永田町や霞が関といった政策形成の場で話題に なるようになった。EBPM とは限りある政策資 源をどの政策に割り振るかという意思決定の過程 の中で,エビデンスに基づいて効果の上がってい る政策を特定し,その結果に基づいて政策資源を 配分しようという考え方である。医学の世界で, 医者の感覚ではなくて臨床実験の結果に基づいて 治療法の選択を行おうというエビデンスに基づく 医療という考え方にその起源をもつといわれてい る。 EBPM の盛り上がりに呼応する形で東京大学 大学院経済学研究科にも政策評価研究教育セン ター(CREPE クレープと発音)が 2017 年 10 月 に立ち上がった。センター長に計量経済学者の市 村英彦氏,副センター長に筆
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