来月に迫ったピョンチャンオリンピック。多くの競技で代表選手が決まっています。スキージャンプでは、45歳のレジェンド、葛西紀明選手が内定。冬季五輪史上最多の8回目のオリンピックです。 その一方で、37歳で初めて代表に内定した選手もいます。フリースタイルスキー・エアリアルの田原直哉さんです。和歌山県出身の田原さんがなぜエアリアルの道を進むことになったのか。取材すると、よくここまで諦めずに続けてきたなと思うほど、その競技人生は苦労と忍耐の連続でした。 (大阪放送局アナウンサー 松苗竜太郎) 田原直哉さん(37)は、フリースタイルスキー・エアリアルの日本のエースです。 エアリアルは、雪の上を空高く舞い上がり華麗な回転やひねりで観客を魅了する競技。田原さんは、日本人男子として初めて、ワールドカップの表彰台を2回経験するなどの実績を残しながら、これまでオリンピック出場を逃してきました。 2012年 W