知床遊覧船の事務所から段ボール箱を運び出す海上保安庁の職員ら(2日午後8時3分、北海道斜里町で)=松本拓也撮影 北海道・知床半島沖で乗客乗員26人を乗せた観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故は、7日で発生から2週間となった。これまでに乗客14人が遺体で見つかったが、行方不明者12人の捜索が続く。運航会社「知床遊覧船」(北海道斜里町)のずさんな安全管理の実態も次第に明らかになってきており、地元の同業他社からは、桂田精一社長(58)や豊田徳幸船長(54)(行方不明)の経験不足を指摘する声が上がる。 【動画】激しい波が船内への捜索を阻む…上空から捉えた緊迫の現場