自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件は7日、安倍派(清和政策研究会)の中堅議員の逮捕へと広がった。今週中に「政治刷新本部」を発足するとした岸田文雄首相(党総裁)は早急な対策を迫られる。同本部特別顧問への就任要請を受けた菅義偉前首相(衆院神奈川2区)は周囲に「出席するからには『もう派閥はなくせ』とはっきり言う」との決意を明かしている。派閥制度の存続にこだわる首相とは真逆の関係で、今秋の総裁選に向けて政局化する可能性が高まってきた。
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く