「アパートは、ずっと不在だったのに水道代を17万円も請求された」。福岡市東区にアパートを借りている男性から、西日本新聞「あなたの特命取材班」に投稿が寄せられた。男性は長期出張しており、水は使っていないという。市水道局が調べても水道メーターに異常はない。それならば漏水が疑われるが、メーターが示すのは水量にして281立方メートル。1人世帯の2年分を大幅に超える量だ。わずかの間に、水はいったい、どこへ消えたのか-。 【写真】何が原因?男性が借りているアパートの水回り 「家の中で漏水があったのかもしれない」 福岡市水道局東営業所から、男性に電話がかかってきたのは昨年11月19日。近くで暮らす妹に連絡し、すぐにアパートを確認してもらったが、異常はなかった。後に送られてきた請求書には、上下水道料金が17万3379円と記載されていた。 5日後、水道局とアパート管理会社、妹が立ち会い、点検した。水道メータ