インターネットサービス開発のカヤック(神奈川県鎌倉市)は慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科と共同で、柔軟な発想力を高める会議手法「ブレーンストーミング」をサポートするオフィスシステムを開発した。会議中の発言を音声認識し、関連情報や映像が机上に映し出される仕組み。想像力や発想力を高める新システムとして早期実用化を目指す。 具体的には会議室に小型マイクを設置し、参加者の発言をコンピューターが自動認識し、インターネットから検索した関連情報やイメージ映像を天井部に設置したプロジェクターから机上に、映し出す。参加者同士で情報共有化がはかれるほか、議論が行き詰まったときに、ヒントを得られる可能性もある。 「環境を変えると発想力が高まることがある」(カヤック)ため、発光ダイオード(LED)で色彩を演出したり、異空間の雰囲気を醸しだし、想像力を引き出すという。 たとえば、2時間の会議を行う際、