カメキチの目 こんどの雨はほんとうに酷かった。 私のところは土砂崩れ、洪水の被害こそなかったけれど(バケツをひっくり返したような豪雨だったらわからなかった)。だいたいは弱い降りでした。しかし連続して4、5日間ふりました。こういう経験は人生で初めてです。 (広島の敬愛する読者さんが、周囲は「川か湖か」、いちめん水だらけの中にポッカリと浮いた家屋、建物の写真を載せ、「水が流れない」ことのどれだけたいへんなことかなどを知らせてくださいました。 「水が流れない」ということは、ポッカリ浮いて周囲から孤立するだけでなく、自分のウチの水を使えない《水を流せない》ことです。 いま雨がやんで、猛暑のなか、「普段の生活」「日常の毎日」を取り戻すために、流木を取りのぞき流れこんだ土砂を取りはらい、水に浸かっても乾かして使えるモノは使うために丹念に洗う《使えなくなったモノはたくさんの思い出があっても捨てる》。 私