0.5合~3合炊きの小型な炊飯器。本体と内釜と外釜、計量カップ2つ(お米用と蒸気の水用)がセットになっている。内釜には計量した米と水を入れ、蒸気用の水(200cc)を入れた外釜と重ねて本体にセットして炊飯する。内釜と外釜の間に発生させた蒸気で加熱するため、釜の中の温度がゆっくり上昇し、100度を超えることはない。 高級炊飯器市場で主流のIH圧力炊飯器は、100度を超える高温で水を対流させ、米を踊らせてむらなく炊き上げる。蒸気を使ったIH圧力炊飯器にはパナソニックの「Wおどり炊き」などがあるが、IHによる加熱に加え、100度以上の高温スチームで加熱する構造だ。 バルミューダのアプローチはこれらとは逆で、釜の中を100度以下にすることで米を静かに炊きあげる。米が踊らないため煮崩れたり傷ついたりすることがなく、うまみや香りを閉じ込め、ハリ・粒立ちがありほぐれの良い、冷めてもおいしいごはんが炊ける