日本の電子書籍事情を、外国人の視点からうまくまとめた記事を見つけた。東京の通勤事情を熟知していると思われる分析は面白いが、日本人の発想ではなさそうな部分も見受けられる。通勤電車の分析はともかく、全般的には非常に興味深い。日本の電子書籍関係者や、電子書籍に興味がある人は必読だ。 バクッと要約すると、以下のような感じになる。 1)日本の電子書籍マーケットは混沌状態にある - アメリカにおけるKindleのような、Pushがまだ存在しない 2)日本の電子書籍需要は、漫画コンテンツと通勤電車の混雑から喚起された(Pull) 3)日本の電子書籍マーケットを牽引し得る6つの勢力 4)アマゾンかアップルか PullとかPushとかというのは、マーケティングの用語で、簡単にいうと「Pull」つまり「引く」は、顧客側の需要に喚起されてモノを売ることで、「Push」つまり「押す」は企業側から客にこんなもんどう