かば焼きで日本人になじみが深いニホンウナギが、6月12日に国際自然保護連合(IUCN)からレッドリスト、生物の絶滅危惧種に指定されました。このニュースを耳にした方は多いと思います。 それにもかかわらず「ウナギ、今夏は安い?」「稚魚の取引価格も今年は昨年の1/10に下がった」「稚魚豊漁、中国産値下がり」(5月21日、日本経済新聞)、「ウナギ値下がりの夏、稚魚豊漁1~2割安く」(6月10日、読売新聞)、「ウナギ一転値下がり」「卸値1~2割安 稚魚の豊漁を受け」(6月10日、日本経済新聞)、「ウナギ取引価格下落 強まる余剰感」(7月3日、日本経済新聞)など、今年のウナギの稚魚が豊漁で価格が下がる記事が目立ちました。 「ウナギが減った」という危機は去ったのか? レッドリストに載ったのに「豊漁」とは、一体どうなっているのでしょうか? 「日本はウナギの資源管理をしっかりしているのに、ウナギがレッドリス