太平洋戦争で日本軍との戦闘に参加し、戦後、兵器の性能実験で海中に沈められたアメリカ軍の空母がほぼ完全な状態で残っていることが16日、明らかになりました。 NOAA=アメリカ海洋大気局などの調査チームが、海洋環境への影響などを調べるため、船の位置を特定する水中音波探知機を使って調査をしたところ、先月、インディペンデンスがおよそ800メートルの海中で沈んでいるのを発見したということです。NOAAによりますと、船体はほぼ完全な状態で残っていて、格納庫には航空機が残っているように見えるということです。またビキニ環礁で行った核実験の影響などによる放射性物質は検出されなかったということです。 この海域にはインディペンデンスを含めて、300隻とも言われる船が沈められたとみられていて、NOAAなどが調査を進めています。