ネオ プレミアムジンジャーエール(左)とシロップ=福岡市博多区中洲 最高のカクテルを作りたいと、福岡・中洲のバーテンダーが究極のジンジャーエールを開発した。本物のショウガを使い、味や香り、瓶につめる量にいたるまで、カクテルとして割ることにこだわった一本。小さな鍋から生まれた味は、農林水産省のお墨付きを得て世界に進出する。 開発したのは、中洲4丁目のバー「ループ」のバーテンダー岩永大志さん(40)と、オーナーで自身も25年間バーテンダーとして腕をふるってきた管(すが)博史さん(52)。ウオツカをジンジャーエールで割るモスコミュールの味に、「長年物足りなさを感じてきた」(管さん)ことから一念発起した。 日本で買えるジンジャーエールの大半は、香料でショウガ風味を出した清涼飲料水。ショウガを発酵させて作るジンジャービアを使うと風味がいいが、高価な上、量販品は外国産で手に入りにくいという難点が