ATI TechnologiesのJason Mitchel氏 ATIはすでにRADEON X800シリーズを4月に発表していることから、新ハードウェアそのものの紹介はなし。セッションでは、「Applications of Explicit Early-Z Culling」と題された、初期Zバッファ隠面除去の応用例を示す、リアルタイム3Dグラフィックスのトレンド技術の解説が行われた。 1つは、RADEON X800シリーズのデモとしてお馴染みの「RUBY」デモのスキン(皮膚)シェーダに関するもの。RUBYデモでは、光源からの距離に応じて拡散反射の結果をブラー処理でぼやかすことで、皮膚表現における光の面下拡散(光が物を突き抜けて鈍く光る様子)を擬似的に再現し、近似的なスキンシェーダの実現を行っている。 このデモでは、視点からのシーンの描画を完了したあとのZバッファの値を、見えない部分の疑似ス