ロシア北西バレンツ海に面したVidyayevoに停泊する、2000年8月12日に沈没し、118人が犠牲となったロシア原子力潜水艦「クルスク(Kursk)」(撮影日時不明、資料写真)。(c)AFP 【11月9日 AFP】(一部更新)ロシア海軍は9日、日本海を航行試験中の同海軍原子力潜水艦で消火装置が誤作動を起こし、乗員やエンジニア20人以上が死亡、20人が負傷する事故が起きたと発表した。 ロシア海軍のIgor Dygalo広報官によると、太平洋艦隊所属の原子力潜水艦が8日に航行試験中を行なっていたところ、突然消火システムが作動したという。事故当時、艦には乗員やエンジニア208人が乗っていた。 同広報官は、「艦に破損は無かった。原子炉は通常の動作をしている。放射能レベルも正常値だ」と述べた。 潜水艦の消火装置には高度の技術が用いられているとされ、消化剤には化学薬品が用いられている可能性がある。