ソウル中心部で通信最大手KTの通信ケーブルが焼ける火事があり、3日間にわたって一部地域で同社の携帯電話やインターネットが使えなくなり、カード決済もできなくなった。キャッシュレス決済の比率が9割に達する韓国では現金を持ち歩かない人も多く、混乱が広がった。IT大国を自任していた韓国社会は大きなショックを受けている。 【写真】ケーブル火災による通信障害のため、カード決済ができなくなったことを貼り紙で知らせるコンビニエンスストア(25日、ソウル、東亜日報提供) KTによると、火災は24日午前、ソウル市西大門区の通信ケーブル用の地下溝で発生した。韓国メディアによると、消火作業に約10時間かかり、一般の通信回線や光ケーブルなど約83万人分の通信網が失われた。同社は急きょ移動基地局車などを投入したが、26日夕現在も完全には復旧していない。 韓国では買い物の際、現金ではなく、クレジットカードや日本のデビッ