ネット電話の会話を警察が容易に傍受できるようにすべきとする連邦規定が、研究者や技術者、さらにインターネットの創始者からの新たな攻撃にさらされている。 米国時間6月13日にリリース予定の21ページに渡る調査報告書(PDFファイル)は、政府が監視するための通信傍受用の裏口を設置するという条件を、VoIPを使用する全ての製品が満たすことはとても期待できない、と指摘している。この条件は、連邦通信委員会(FCC)が2005年9月に提示した要求事項であり、Bush政権が支持している。 同報告書をまとめたInformation Technology Association of America(ITAA)によると、VoIPが依存しているネットワークアーキテクチャは従来の電話線とは根本的に異なっているため、そのような要求が課せられれば、業界に「巨額の負担」を強いるだけでなく、重大なセキュリティ上の危険を招