宮内庁長官というポジションの人が、天皇陛下のお考えを「拝察」して公に述べるのはマズイです、普通。 これは、歴史を紐解けば、天皇のそばにいる者が、天皇のお考えは「こうだ」と言って、自分の考えを述べることはあった訳です。 それ、ダメでしょ。 しかし、陛下もニュースはご覧になるはずで、もし長官がそんなことをしたらお分かりになりますから、宮内庁長官が、そんな勝手なことをするとは思えません。 で、今の憲法下では、陛下は、お考えを明らかにしてはいけないような感じなので、実際、そのようなお考えをお聞きして、宮内長官が、ご様子を見て拝察するという間接的な形のご披露なのかなと、拝察申し上げます。 そうなると、官房長官が、あれは宮内庁長官の意見だと承知してますと言うのも、なるほどなあと。 ああ、敬語使うの難しい。