人民元が11月30日のIMF(国際通貨基金)理事会でSDR(特別引出権。Special Drawing Rights)入りを承認されるまで、あと1週間に迫りました。 SDRというIMFが作り出した擬似通貨はIMF加盟国が持つ引き出し権にすぎず(それを他の加盟国に譲渡することで、SDRを構成する通貨に交換してもらうことができる。日経新聞電子版2015年11月14日記事の図表 がわかりやすい)、市中で流通する通貨と異なりますので、私を含む一般国民には全くもって馴染みの薄い存在です。 もっとも、SDR通貨バスケット−現在までSDRは米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円という4つの通貨(それぞれのシェアは41.9%、37.4%、11.3%、9.4%だそうだ。こちら )に連動する固定相場制(通貨バスケット制)を採用していた−に人民元が入ることの意味が素人には今ひとつよくわかりません。 こちら )が述べる