2014年01月22日10:00 カテゴリ日本の社会社会一般 日本食への危機意識 日本食が無形文化財になったことは喜ばしいのですが、私は人々のライフスタイルの変化の中で日本食が少しずつ退化する可能性があるかもしれないと思っています。今日はこのテーマについて考えてみたいと思います。 私が20代の頃、皆でわいわい飲んでいた際、魚の話になり、多くの女性は魚は切り身が当たり前であり、本物はよくわからないという人が相当増えたという話題に世の中の変化を感じました。当時、私は釣りを時々していたので釣り上げた魚をさばくことは当たり前でした。あるいは時々訪れた銚子の漁港あたりでカツオや近海マグロのかなり大振りなものを買ってきては家でぱっと切り身にして冷蔵、冷凍処理していました。カナダでは通常、鮭は一本で買って切り身にして保存しています。 今、若い女性に魚をさばけますか、と聞けば過半数の人は出来ないでしょう。