厚生労働省は9月19日、都立上野恩賜公園(台東区)でデング熱に感染した可能性がある患者が確認されたことを報告した。 感染したのは20代の女性で、海外渡航歴はなく、都立代々木公園(渋谷区)への訪問もなかった。女性は7日に上野公園を訪問し蚊に刺されたと見られている。現在、女性は入院中だが重篤な症状ではないという。 東京都では台東保健所の指導を受け、園内での蚊の駆除を行うとともに、利用者へ蚊に刺されないよう注意喚起の看板を設置する。 また18日には、静岡県で推定感染地域が不明のデング熱に感染したと考えられる患者が発生したと報告している。現在、発症前の行動歴や蚊の刺咬歴などを調査している。患者の勤務地である熱海市で蚊に刺されたと見られている。 9月16日から17日にかけて都立代々木公園で蚊を採取して検査した結果、調査地点20カ所中3カ所で、デングウイルスを保有する蚊が確認されている。こちらも改めて