JR東日本の駅で働くグループ会社社員が新型コロナウイルスに感染したことを受け、鉄道事業者が25日、時差出勤やテレワークを呼びかける車内放送や駅構内放送を始めた。 満員電車がウイルス感染を拡大させるリスクがあるためで、車内の混雑を和らげる狙いがある。赤羽一嘉国土交通相が24日、各事業者に要請していた。 鉄道事業を所管する国交省でも25日から、本省に勤務する職員に早出や遅出を促した。約半数まで増やしたいとしており、ほかの省庁にも協力を促していくという。 赤羽氏は25日の閣議後会見で「感染拡大を防止する観点から、重要な取り組みと考えている」と述べた。(贄川俊)