ほんの数年前まで、ライター稼業ではFAXが必須だった。原稿を納品した後にはFAXで校正が届くし、チェック後は編集部に戻す必要がある。毎日10枚以上、月間で500~600枚は送受信していたものだ。当時も複合機はあったものの、インク代や耐久性を考えると選べなかったので、業務用の大型機を使っていた。 しかし、最近こうしたやり取りはほとんどPDFファイルで行なうようになり、FAXの利用頻度は減った。そこで、最新の複合機を導入し、設置スペースと運用コストを減らす技を紹介しよう。 筆者は8年前から、「Sitios 7022」というコニカミノルタの複合機を使っていた。業務用だけに使い勝手は優れていたが、高さ112.7cm、重量80.6kgのヘビー級ボディーは、家庭で使うには大きい。大量のFAXを送受信するなら便利だが、最近はほとんどFAXを使うことがなくなった。たまに印刷した契約書にサインと捺印をして送