人気上昇中の俳優佐藤隆太(26)が初主演映画のお蔵入りの危機を乗り越えた。映画「ダメジン」(三木聡監督)が7月1日に公開される。実は4年前に撮影された作品で、当時のプロデューサーが製作から身を引き、放置状態が続いていた。せっかくの初主演作品が日の目を見ないという最悪の状況も頭をよぎったが、胸をなで下ろしている。 昨年末に「アフレコをやります」という知らせを受けた時、佐藤は「え、本当?」と聞き返した。あきらめかけていた。「1~2年たって公開という映画はありますけど、4年ですから。撮影は前回の日韓W杯大会の年ですよ(笑い)」。都内のスタジオで4年前の映像を見ながらセリフを吹き込んだ。共演者と「もう声が変わってんじゃないの」と笑い合った。 撮影当時のプロデューサーが製作から離れ、作品が放置された。人気バラエティーの構成作家だった三木監督の初監督作。同監督がその後手がけた「イン・ザ・プール」「亀は