映画館で、あれだけ泣いたのは初めてだ。それも、30代半ばのおっさんになって。 自分でも始末におえないとは思っている。 ヱヴァンゲリヲン新劇場版「破」 事前の情報で、エンターテイメント性に振ったものになっていると聞いていたし そもそも今の自分は「エヴァ」にそれほどこだわっていないつもりだった。 「序」も、ポップコーン食いながら超まったりな鑑賞だったし。 だから、すっかり油断していた。 95年の秋から、97年の映画版EOEまで。 僕はすっかりエヴァにはまっていた。 大学生活が終わりを迎え、就職活動に向かっていた大学生の僕は社会生活に、そして自分にすっかり自信を失っていた。 いや、そもそも自信なんて持っていなかった。 学生時代のかなり長い期間イジメに遭い、精神的にはボロボロで。 外見やら身だしなみやら話し方やら、改善しようにもどうしたらよいか分からず見当違いのことばかりをして。 勉強はそれなりに