被災者が身を寄せる東京都内の避難所を30日午後、天皇皇后両陛下が訪問された。避難所では、直接、被災者に対して励ましの声をかけられた。 午後3時30分すぎ、天皇・皇后両陛下が、避難所となっている東京・足立区の東京武道館に到着された。 この避難所では、福島県などで被災したおよそ300人が、不自由な避難生活を余儀なくされている。 天皇陛下が「どちらから?」と尋ねられると、避難している人は「福島県いわき市からです」と答え、天皇陛下は、「皆さん大丈夫だったんですね」と声をかけられた。 1人ひとりの前でひざをつき、声をかけられた両陛下。 天皇陛下が、「おうちの方は?」と尋ねられると、避難している人は「大丈夫です」と答え、天皇陛下は、「ずいぶん心配されたでしょう」と声をかけられた。 両陛下は、長引く避難生活を気遣い、震災で心が傷ついた被災者の言葉に耳を傾けられた。 天皇陛下は、今回の大震災の甚大な被害に