維新に打撃、厳しい立場に 党存続不透明の見方も―大阪都構想 2020年11月02日07時03分 住民投票の結果を受け、記者会見する松井一郎大阪市長=1日夜、大阪市北区 「大阪都構想」が1日、否決された。実現を目指した日本維新の会にとって打撃だ。看板政策が地元の理解を得られず、次期衆院選で狙う全国展開の推進力を失った形で、今後は国政で厳しい立場に立たされそうだ。松井一郎代表(大阪市長)は否決を受け、市長の任期満了後の政界引退を表明。将来的に党が維持されるかも見通せない。 <大阪都構想 関連ニュース> 「敗因は僕の力不足だ。けじめをつけなければならない」。松井氏は1日深夜、大阪市内のホテルでの記者会見で、今回の住民投票結果の責任を取る考えを示した。 会見に同席した公明党の佐藤茂樹大阪府本部代表も「厳粛に受け止めたい。民意を尊重して、大阪がどのようにすれば発展するかゼロベースで検討したい」と語っ