「夢の島」は東京湾を埋め立てて作られた人工島であり、江東区の町名でもあります。 正式に地名となったのは1975年ですが、それ以前はただの愛称であり、 当時の正式名称は「東京湾埋立14号地」といいました。 今は緑あふれる公園になった夢の島ですが、かつてはゴミの島として有名でした。 しかし、最初からゴミの島だったわけではありません。 さて「夢の島」はどのように出来上がったのでしょうか? 江戸時代よりも昔の東京湾は、荒川・利根川などの多くの河川から少しずつ土砂が流れ込み、溜まった土砂により遠浅の海を形成していました。江東区は昔はその大半が海でしたが、江戸時代に盛んに埋め立てが行われ、現在の江東区が形作られました。 明治以降になると、東京に大型船をつける港を作るため、海の浚渫(海底を深く掘る)を行いました。そうして掘り出した土砂を海中に埋め立てて、人工島を作っていったのです。 現在の夢の島である「
