日本野球機構(NPB)は10日の実行委員会で、プロ野球の審判養成などを目的とした国内初の「アンパイア・スクール」を今オフから開設することを決めた。今年は12月18日から23日までの6日間、ロッテ浦和球場で講習や実技を行う。 スクールは審判員の技術向上を目指したもので、アマチュア審判も含めて参加が可能。NPBは参加者の適性をみて、優秀な人材を研修審判員として採用する方針だ。NPB審判員になるには、これまで公募やスカウト採用などの方法があったが、今後はこのスクール修了者に一本化される。 講習では大リーグ公認の審判学校の校長らを講師に招くなどして、主に米国のカリキュラムを取り入れる。NPBは将来的な審判員のライセンス制も視野に入れているという。NPBの井野修審判部長は「審判の仕事に興味を持っている人は以前から多かった。そういう人たちの期待に応えたかった。来春卒業見込みの野球部員や、元プロ選手