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  • 「ひめゆり」だけではない…沖縄の元学徒、コロナ禍の危機と新しい継承のカタチ【WEB限定】 - 琉球新報デジタル

    「経営の危機です」。6月上旬「ひめゆり平和祈念資料館」がネットで発したメッセージに対し、全国から多くの寄付が集まっている。6月20日現在、7429件、金額は3200万円を超えた。元ひめゆり学徒の手によって運営され、沖縄戦の悲劇と実相を伝えてきた資料館。新型コロナウイルスで来館者が減ったことによる「SOS」は、多くの人々の琴線に触れたようだ。しかし、76年前、多くの犠牲者を出した学徒は「ひめゆり」だけではない。90代となった元学徒たちは、記憶の継承の形を模索している。 (玉城江梨子) 21校に学徒隊 1984人ーー。糸満市摩文仁の平和祈念公園内にある「全学徒の碑」に刻まれている沖縄戦で命を落とした学徒の数だ。 戦前の沖縄には21の旧制師範学校(教員を養成する学校)、中等学校(現在の高校)があった。その全てから10代の若者が戦場に駆り出された。男子は徴兵年齢に満たない14~19歳が兵士として日

    「ひめゆり」だけではない…沖縄の元学徒、コロナ禍の危機と新しい継承のカタチ【WEB限定】 - 琉球新報デジタル
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    t-kawase 2021/06/23
    以前取材させていただいた「白梅同窓会」の後継者育成の話。中山会長は「戦後何十年経っても、戦死した恩師や友人たちに沖縄は平和な島になったよ、と報告できなくて悔しい」という趣旨の発言をされていた。
  • 「震える少女」沖縄戦証言に圧力 見知らぬ男性、女性宅押しかけ非難 - 琉球新報デジタル

    米軍撮影のフィルムに映る震える少女(沖縄公文書館提供) 沖縄戦の記録映像で映し出される「震える少女」として紙に名乗り出た浦崎末子さん(82)の自宅を男性が訪ね、証言をとがめるような言葉を投げ掛けていたことが25日、関係者への取材でわかった。浦崎さんはこの一件以来、外部との接触を控えるようになったという。座間味村での「集団自決」(強制集団死)の証言者らにも同様の接触があったことも判明。沖縄戦の継承が課題になる中、証言を封殺する動きに識者は「証言者の萎縮、戦争の教訓継承の妨げになりかねない」と警鐘を鳴らしている。 浦崎さんの親族によると、浦崎さんの自宅に男性が現れたのは昨年8月ごろ。ドアを開けて応対した浦崎さんに「あなたが浦崎末子さんか」と尋ね、いきなり「どういうつもりか」と詰め寄った。 「震える少女は私」と浦崎末子さんが名乗り出たことを報じる2019年6月23日付紙は昨年6月23日

    「震える少女」沖縄戦証言に圧力 見知らぬ男性、女性宅押しかけ非難 - 琉球新報デジタル
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    t-kawase 2020/06/26
    証言者の家に押しかけてきた「記憶の暗殺者たち」、絶対許せん。怒りのあまり、言葉も出ない。
  • 積徳高等女学校・ふじ同窓会が解散 高齢化で慰霊祭困難 - 琉球新報デジタル

    戦没者追悼法要でふじ同窓会の解散を表明する新垣道子会長=23日、那覇市松山の大典寺 戦後70年を迎え、沖縄戦体験者や遺族の高齢化から慰霊祭を断念する動きが出ている。積徳高等女学校の「ふじ同窓会」は23日の戦没者追悼法要で解散を表明した。 旧制第三中学校の3年生を祭る部町の「三中学徒之碑」も高齢化のため、88人のみ霊を名護高校敷地内にある「南燈慰霊之塔」に合祀(ごうし)した。戦後70年の時の経過に悩む同窓会や遺族会は多い。一方で慰霊祭をはじめとした体験者の思いを次世代に引き継ぐための模索も始まっている。 ふじ同窓会の新垣道子会長(89)は高齢化による活動継続の難しさを説明し、解散を告げた。「今までの活動に誇りはあるが、戦没者のことを思い出すと涙が出てきた」。言葉を詰まらせながらの表明だった。来年以降は自由参拝になる。 白梅同窓会の中山きく会長(86)も自由参拝への切り替えを視野に入れる。沖

    積徳高等女学校・ふじ同窓会が解散 高齢化で慰霊祭困難 - 琉球新報デジタル
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    t-kawase 2017/07/15
    高齢化による沖縄の同窓会解散について。
  • 宗派超え安保法案反対 県内宗教者「黙っていられない」 - 琉球新報デジタル

    「沖縄の宗教者による安全保障関連法案(戦争法案)に反対する声明」を発表した県内の宗教者=19日午後3時30分ごろ、那覇市の県庁 県内のキリスト者や仏教者、神女(カミンチュ)ら宗教者らが19日、「沖縄の宗教者による安全保障関連法案(戦争法案)に反対する声明」(同実行委員会)を発表した。 この日までに賛同したのは334人。声明は同日付で安倍晋三首相と山崎正昭参院議長宛てに発送した。安保法案廃案に向け、県内の宗教者が宗教・宗派を超え団結するのは初めて。 19日に県庁で会見した真言宗長谷寺住職の岡田弘隆さん(69)=糸満市=やカトリック那覇教区司教の谷大二さん(62)らは「命を守る宗教者として黙ってはいられない。宗教の違いを乗り越えて『戦争法案』を廃案にするまで頑張りたい」と話した。 声明は、沖縄戦に触れた上で「命の尊厳を守るべき宗教者が戦争協力に走ったことを反省し、安保法案に断固として反対する」

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    t-kawase 2017/07/12
    2015年8月20日付のニュース。記録として。
  • 沖縄 慰霊の日 旧日本軍は住民守らず 「心の傷」抜本調査を - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

    沖縄戦の組織的戦闘の終結から68年を迎えた。 「ありったけの地獄を集めた」と表現される過酷な戦場から針の穴をくぐるように生還した方々が戦後、肉体だけでなく心がひどくむしばまれ、その傷が癒やされることなく生きてきたことが、ようやく実証された。 沖縄戦トラウマ研究会が調査した沖縄戦体験者のうち、約4割が心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症しているか、発症する可能性が高い深刻な心の傷(トラウマ)を抱えていた。 フラッシュバック 比較可能なベトナム戦争に従軍した米兵、阪神・淡路大震災後の被災者の約2倍だという。その理由の一つが、沖縄に駐留し続ける米軍の存在だ。 女性暴行や殺人など米兵が引き起こす犯罪によって、戦争時の記憶が突然よみがえるフラッシュバックにさいなまれる。米軍機や、強行配備された新型輸送機MV22オスプレイの爆音も同様だ。 体験者にとって戦争はまだ終わっていない。私たちはこの現実を

    沖縄 慰霊の日 旧日本軍は住民守らず 「心の傷」抜本調査を - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
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    t-kawase 2013/06/23
    PTSDの件もさることながら、自衛隊の隊内誌の分析レベルが恐ろしいほど低い件について。まあ、タモさんみたいなトップがいたぐらいの極楽とんぼ集団だからな・・・(それはそれで幸せな証拠なんだが)。
  • 橋下氏釈明 認識の根本が誤っている - 琉球新報デジタル

    沖縄の米軍に風俗業の活用を勧める発言の釈明として、橋下徹大阪市長は「国際感覚が足りなかった」と述べた。だが、彼に何より足りなかったのは人権感覚だ。人間認識の根的な誤りに気付いていないのが問題なのだ。 橋下氏は「米国の風俗文化の認識が足りなかった」と述べた。風俗文化の知識の多少が問題だったという認識なのか。あきれてものが言えない。 さらに、「風俗」が売春を意味するか否かなど、どうでもいいことに問題をすり替えようとしているが、問題は別にある。「海兵隊の猛者の性的エネルギーをコントロール」するはけ口として、生身の女性をあてがおうとする発想そのものがおぞましいのだ。 「あてがわれる」立場に自分が置かれたら、と想像してみるがいい。橋下氏は、そんな最低限の想像力も持ち合わせていないのだろうか。その欠如は許し難い。 「慰安婦制度が必要なのは誰だって分かる」と述べたが、「分かる」はずがない。周りを自分と

    橋下氏釈明 認識の根本が誤っている - 琉球新報デジタル
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    t-kawase 2013/05/19
    ど正論。何も付け足す言葉もない。拳々服膺するべき橋下批判。もう、こんな思慮も人権感覚もない人間を「有能」扱いするの、止めようぜ。
  • 「慰霊祭利用された」 遺族会、署名を拒否 尖閣上陸 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

    社会 「慰霊祭利用された」 遺族会、署名を拒否 尖閣上陸2012年8月21日  Tweet 「慰霊祭を利用して上陸したとしか思えない」と語る慶田城用武尖閣列島戦時遭難者遺族会会長=20日、石垣市内の自宅 【石垣】尖閣列島戦時遭難者遺族会の慶田城用武会長(69)は20日、琉球新報の取材に応じ「日の領土を守るため行動する議員連盟」の山谷えり子会長(自民党参院議員)から洋上慰霊祭を目的とした上陸許可申請に署名を求められ、拒否したことを明かした。慶田城会長は「遺族会の気持ちを踏みにじり、慰霊祭を利用して上陸したとしか思えない」と話し、議連の洋上慰霊祭や地方議員らの魚釣島上陸を厳しく批判した。 慶田城会長によると、約10日前に領土議連の山谷会長から電話があり、政府に提出する上陸許可申請への署名を求められた。慶田城会長は「領土を守るという議連の考えと、み霊を慰めるとの遺族会の考えに違いがある」と、

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    t-kawase 2012/08/21
    拒否した遺族会の見識の高さ。
  • 「史実伝える教科書を」戦争体験者が訴え 西表マラリア犠牲慰霊祭 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

    地域 「史実伝える教科書を」戦争体験者が訴え 西表マラリア犠牲慰霊祭2011年8月16日  Tweet 忘勿石之碑前で手を合わせる遺族=15日、西表島南風見田浜 【西表島=竹富】終戦の日の15日、戦時中に軍命でマラリア有病地の西表島に強制移住させられ、マラリアなどで死亡した波照間島住民のみ霊を慰める慰霊祭が西表島の南風見田浜にある忘勿石(わすれないし)之碑前で行われた。今年は碑の建立20周年で、犠牲者遺族や戦争体験者が講演する式典も行われた。遺族らは戦争マラリアの悲劇を伝えるとともに、八重山教科書採択問題についても「戦争歴史を正しく伝える教科書を選んでほしい」と訴えた。  波照間島の住民は戦時中の強制移住でほぼ全員がマラリアに罹患(りかん)し、住民の約30%が死亡した。当時、島の指導者だった波照間国民学校の識名信升氏(故人)が悲劇を忘れないようにと浜の石に「忘勿石 ハテルマ シキナ」と刻

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    t-kawase 2011/08/16
    この前の沖縄出張で見に行った。浜の岩陰にあり、見つけにくい場所に石碑はある。このような無残な死を慰める言葉を、未だ我々は持っていないと思うし、持ってはいけないとも思う。
  • 『死者たちの戦後誌―沖縄戦跡をめぐる人びとの記憶』 戦死者なき64年を追う - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

    芸能・文化 『死者たちの戦後誌―沖縄戦跡をめぐる人びとの記憶』 戦死者なき64年を追う2010年1月10日  『死者たちの戦後誌―沖縄戦跡をめぐる人びとの記憶』北村毅著 御茶の水書房4200円 書に「米須(現・糸満市)付近で遺骨を拾う人」と説明された印象的な写真がある。一見して、農作業風景だ。焼け野が原になった戦場跡では、畑を耕す前に、地雷や不発弾の危険にさらされながら、まず遺骨を集めることがあり、戦後の始まりがあった。書は「戦死後」という新たな視点から戦死者なき後の64年間を追ったものである。  著者は6年以上沖縄をフィールドとしてきた。書は51ページにわたる注が用意されている。出版物、報告書、各団体の文書つづり、新聞など400以上の豊富な文献資料の読み解きと戦跡というフィールドを歩き回り、丹念な聞き取りから沖縄戦の戦死者の行方をたどった軌跡をつづる。 著者の北村氏は「戦争体験を

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    t-kawase 2010/01/10
    北村毅さんの本の書評。
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