東京の大学院生とかが(しかも、結構意識の高そうな人であればあるほど)ロックに対して語る語り口について、ながらく私は違和感がありました。 曰く「体制に取り込まれたロックは…」とか。 あと、政治的なメッセージをもった曲のみを過大評価する傾向(ディスコは驚くほど語られない)などにもです。 (ついでに言うと「日本には本来の○×は無い」式の意見もあまり好きではありません。感想文の域を出ない場合が多いし、じゃあ何が発生してたら「本来の○×はあった」ことになるのかが、永遠にハッキリしないからです) そんなことを思いつつ手に取ったのがこの本です。 ポピュラー音楽と資本主義 作者: 毛利嘉孝出版社/メーカー: せりか書房発売日: 2007/07メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 47回この商品を含むブログ (33件) を見る 「ポピュラー音楽の社会学」のわかりやすい総論テキストとなるべく書かれたもの