まだ寒さが残る秋田市郊外の国際教養大学で17日、先月急逝した中嶋嶺雄氏の大学葬があり、参列した。 県設置の大学に準備段階からかかわり、理事長兼学長をつとめた氏は晩年、「大学の改革者」として名をはせた。来年の開学10周年を前に、大黒柱を失った関係者の嘆きははかりしれない。 就職率100%、多くは1部上場企業という。この短期間に、グローバルに活躍する人材を地方で育て、「秋田の奇跡」とまでいわれた中嶋氏の奮闘ぶりに惜しみない賛辞が贈られた。 私は本紙「正論」欄の担当時から最近までお世話になった。直接聞いた話の一端を書いてみたい。 全授業を英語で進め、外国人留学生との寮生活、海外留学を義務づける国際教養大は、グローバル化を見据えたカリキュラムが脚光を浴びた。しかし氏の真骨頂は、大学のあり方を根底から改めたガバナンス(組織統治)だろう。 教職員は、副学長を含め3年任期とし、給与は評価に基づく年俸制を
国保祥子(コクボアキコ) 博士(経営学・慶應義塾大学・2011年) 静岡県立大学経営情報イノベーション研究科准教授/株式会社ワークシフト研究所所長/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科非常勤講師/早稲田大学WBS研究センター招聘研究員)。厚生労働省イクメンプロジェクト推進委員(2017年~)、内閣府男女共同参画推進連携会議議員(2019年~)。 主な研究分野は、組織マネジメント、組織行動、ソーシャルビジネスのマネジメント。外資系IT企業での業務変革コンサルティングを経て、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了(MBA)、同大学院博士課程修了。「組織マネジメント」の観点から、事例分析や人材育成を手掛け、民間企業や行政機関の経営人材の育成に従事し、若手リーダー・管理職・経営者・起業家向けの多くの教育プログラムを開発する。著書に『働く女子のキャリア格差』(ちくま新書)、『人材開発研究大全
http://www.lib.okayama-u.ac.jp/kai/kai56.pdf 2013年3月23日に公開された岡山大学附属図書館報『楷』No.56(2013年2月)に「博士学位論文および学内プロジェクト研究成果論文の公開原則義務化一年目の現状」という記事が掲載されています.2012年1月に発表された機関リポジトリでの義務化の一年目の成果について簡単にまとめたものです. それによると,博士学位論文についてはこう.2012年3月時点では登録許諾確認書の提出は任意だったそうで提出者が少ないです.2013年3月の結果が気になりますね. 学位取得者 登録許諾確認書の提出者 許諾者 リポジトリ登録 2012年3月 150名 38名 34名 32件[*1] 2012年9月 54名 52名 40名 ? 2012年12月 14名 14名 14名 ? もうひとつの学内プロジェクト成果論文については
文部科学省では、平成27年度から、大学が地方公共団体や企業等と協働して、学生にとって魅力ある就職先の創出をするとともに、その地域が求める人材を養成するために必要な教育カリキュラムの改革を断行する大学の取組を支援することで、地方創生の中心となる「ひと」の地方への集積を目的として「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」を実施します。 平成28年度以降 ※評価結果等については、国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP)によりアーカイブされている過去の日本学術振興会ホームページをご覧ください。 事後評価 「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+事業)」事後評価について(※国立国会図書館ウェブサイトへリンク) 平成27年度の選定について 平成27年度「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の選定状況について 平成27年度の公募について 平成27年度「地
2013年3月4日付けのInside Higher Education等が、米国の大学図書館が実施している教科書貸出プロジェクト“Textbooks on Reserve”というプログラムを紹介しています。 取り上げられているのは、ロバート・モリス大学、テキサス大学サンアントニオ校、パトリック・ヘンリー・カレッジの3つの大学の図書館で、各館でそれぞれ実施しているものです。貸出期間はいずれも2時間から3時間程度と短いものとなっています(テキサス大サンアントニオ校の場合は場合によっては4時間、あるいは1泊から2日間も可能)。このプログラム実施の背景には、大学で使用する教科書が高額なものとなっており、学生の懐事情への配慮があるとのことです。 なお、2011年の“ACRL News”72(9)に、テキサス大学サンアントニオ校のプログラムについての紹介記事が掲載されています。 Borrow Inst
結婚や出産を機に仕事を辞めた女性の再就職や起業を大学が支援するプロジェクトが、高い就職率を挙げている。就職に直結する資格が取得できるわけでも、熱心な就職先の斡旋(あっせん)があるわけでもないが、「学び直す」という行為を通じ、参加者自身が子育てや家事に追われる中で見失っていた自信を取り戻し、成功を引き寄せているようだ。(佐々木詩) ◆出張もこなす 「仕事ができることがうれしくて仕方ないんです」。充電器などの輸入、販売「ワンゲイン」(大阪市浪速区)で働く岸田真由子さん(40)は笑顔で話す。岸田さんは10歳の息子の母親。6年間、専業主婦として子育てと家事に追われていたが、関西学院大学(兵庫県西宮市)の女性のための再就職支援事業「ハッピーキャリアプログラム」に参加したことがきっかけで就職した。 現在は午前9時半から午後3時半までの短時間勤務という形で、営業担当として働く毎日。ときには出張もこなす。
筆者は2012年、大阪府立大学と大阪市立大学の統合の検討作業に参加した。また大阪市立大学の経営審議会委員としても大学経営のあり方を考えた。大学経営の課題については専任教員の端くれとして一応わかっているつもりだった。しかし今回、設置者(知事、市長)に対して改革を助言する立場から実態を分析してみると、大阪の2つの公立大学にとどまらない全国の大学に共通する難しい課題の存在に気づいた。 大学改革の障害は何か? 政治家や財界人は国立をはじめとする大学の自律改革の遅さを指摘する。またその原因として、しばしば文部科学省や現場教員の保守性がやり玉に挙げられる。だが教員の多くは「今のままではよくない」と考えている。文科省も決して保守的ではない。だが大学改革は確かに遅々として進まない。いったい何が障害なのか。 筆者は3つの大きな障害があると考える。第1は「学部あって大学なし」という経営ガバナンスの問題。第2は
トンネルすげー! 考えて発表できる子を育てるiPadアプリ「ロイロノート」(デモ動画あり)2013.03.07 21:30 iPadと教育の相性よすぎ。しかも今日まで無料! 写真や動画、テキストを使って何かを伝える。パソコンやスマホがここまで一般的になった今では仕事でも必要になるスキルですよね。 そんな力を小さい頃から育てる手助けをしてくれるiPadアプリが「ロイロノート」。iPadに入っている写真や動画とテキストをカードのように組み合わせて、スライドショーや動画を作成することができます。 アプリの開発元の株式会社LoiLo(ロイロ)の杉山竜太郎さんがメディアジーンのオフィスでデモをしてくれたのでその様子を動画でどうぞ。 途中で出てきたトンネルがいちばんびっくり! 複数のiPad間でメディアをやり取りできるトンネルを作ることができるんです。細かいアニメーションも気が利いてますね。 このアプ
諸セミナー等における活発な発言により存在感を示している国立大学の学長経験者のひとりに、元三重大学長の豊田長康さんがおられます。 現在は、独立行政法人国立大学財務・経営センターの理事長をされており、学長時代から続けているブログ「ある地方大学元学長のつぼやき」や、ツイッターを通じた積極的な情報発信を続けておられます。 最近印象に残ったブログ記事としては、 加速する大学の2極化と地方大学(その1) 加速する大学の2極化と地方大学(その2)-大学評価について があります。読んでいただくとわかりますが、「大学間の格差」についての危惧を示されています。 なかでも気になったのは、国の政策担当者、つまり文部科学省の役人の地方大学軽視の意識です。 最近、文部科学省が示した「大学改革実行プラン」をテーマとするセミナーやシンポジウムが、国公私立大学を問わず各地で盛んに開催され、文部科学省の担当者が基調講演やパネ
松山市の愛媛大学(柳澤康信学長)は、若手教員を任期付きで公募し育成、審査を経て終身雇用する「テニュア・トラック制度」を新年度から全学で導入する。同大によると、国内の大学で同制度を全学的に導入するのは初めてという。 同制度は文系が助教・講師、理系は助教を対象に5年任期で採用。スタートアップ資金など財政的バックアップを行い、教育・研究・マネジメントに関する能力開発プログラム(計100時間程度)を提供することで、教育者・研究者としての自立を支援する。 3~4年目に中間審査、5年終了時に教育・研究実績を総合的に評価する最終審査を行い、合格すれば終身雇用の教員となる。同大では新年度約20人の公募を予定している。 多くの先進諸国においては同制度が基本となっており、厳格な評価が行われているという。同大の柳澤学長は「研究能力だけでなくマネジメント能力も開発することで、バランスのとれた人材を育成し、教育力を
いろいろと大学のことについて記事にしてきたのですが,もっと具体的に「目で見てわかる」大学論をしてみようと思います. ホームページについてです. 心当たりのある大学のホームページを参照しながら楽しんでもらえたらと思います. 私も様々な大学の先生方とお話をする機会が増え,その内部情報なども知るようになりました. いろいろな大学を渡り歩いている先生からは,それぞれの大学でどのような事が行われているのか?どのような教育が為されているのか?とても興味深いお話をお聞きすることができます. 特に “ブラックな大学” のお話は刺激的です. そんなわけで今回は, 大学の内部状況をホームページから推察できないか? という,ある意味実践的な調査をお届けします. これを論じるにあたって,【大学サイトランキング】なるものがあることを知りました. そういうサイトがあるようですので見てみましたが,結局,有名大学が上位に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く