昨年9月に75歳で亡くなった俳優の樹木希林さん。数々の作品と共に、病を得て生き、率直に死を語る姿に、多くの人が心ひかれました。母の生き様、死に様を、最も近くで見守った一人娘の内田也哉子さん(43)に…
キミとどたばた 文筆家・内田也哉子さん 19歳で結婚。21歳で長男雅樂(うた、20)を出産しました。夫は細やかに育児を手伝ってくれましたが、仕事で不在がち。子どものニーズにこたえ続ける毎日を過ごすうちに「自分を捧げてなくなるような感覚」になり、育児ノイローゼ寸前まで落ち込みました。 我が家は、孫が多様な価値観に触れて育つ方がいいという母の提案で二世帯住宅です。そこで、身近にいる母に相談したら「私は日々忙しすぎて自分の不安と向き合う暇さえなかった。全然分からないわ」と一蹴されました。 そんな頃、ある人から「何か書いてみて」と原稿用紙とペンが送られてきた。まずエッセーを書き、会いたい人と対談して印象に残ったことを書くようになりました。自分ってなんだっけ? と考える時間に救われました。家族以外の人と出会い、社会とつながることが私には必要だと分かりました。 長女伽羅(きゃら、18)の時は母乳がでな
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く