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1Q84に関するt0moriのブックマーク (2)

  • 映画と夜と音楽と…[424]夫婦はふたつの形に分類できる?/十河 進

    映画と夜と音楽と…[424]夫婦はふたつの形に分類できる? ── 十河 進 ── 投稿:2009年07月03日  著者:十河進 ●「風の歌を聴け」の「僕」はペキンパー好き 村上春樹さんの新作「1Q84」を読んだ。「アフターダーク」から5年弱、「海辺のカフカ」からだと7年ぶりの新作になる。日の作家で、そんなに悠々としたペースの書き下ろし作品だけでやっていける人は他にはいない。マーケットの広い欧米のベストセラー作家並みだ。世界中で翻訳が出ている人だから可能なのだろう。 「海辺のカフカ」は主人公の少年のいきつく先が香川県で、高松駅前で讃岐うどんをべる場面があった。その後、海辺の図書館が舞台になるのだけれど、僕は松原で有名な津田の海岸あたりをイメージしながら読んだ。おだやかな瀬戸内の砂浜に松林が続く美しい風景を思い出した。 「1Q84」は、ジョージ・オーウェルの「1984年」からインスパイアさ

    映画と夜と音楽と…[424]夫婦はふたつの形に分類できる?/十河 進
  • [書評]1Q84 book1, book2 (村上春樹): 極東ブログ

    文学は社会が隠蔽すべき猥雑で危険な思想をあたかもそうではないかのように見せかけつつ、公然に晒す営みである。日の、物語の出で来初めの祖なる「竹取物語」は天皇とその体制を愚弄する笑話であった。日歴史を俯瞰して最高の文学であるとされる「源氏物語」は天皇の愛人を近親相姦で孕ませ、それで足りず少女を和姦に見立てて姦通する物語である。 同様に村上春樹の「1Q84」(book1参照・book2参照)の2巻までは、17歳の少女を29歳の男が和姦に見立たて姦通する、「犯罪」の物語である。また国家に収納されない暴力によって人々が強い絆で結ばれていく、極めて反社会的な物語でもある。それが、そう読めないなら、文学は成功している。あたかも、カルトの信者がその教義のなかに居て世界の真実と善に疑念を持たないように。いや、私は間違っている。「1Q84」は、私たちの社会がその真実と善に疑念を持ち得ないような閉塞なカル

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