今や数百万人もの Android ユーザーは Google Play ストアで配信されている VPN アプリを利用していますが、そのほとんどが実際には完全に信頼できるものではないという研究論文が発表されました。 古くから利用されている VPN は通常、企業の事業所間通信を暗号化するために広く用いられていますが、最近では、企業や組織内だけではなく、企業と一般のスマートフォンの通信を暗号化することで、オープンな Wi-Fi ネットワークに接続した際のセキュリティの強化やデータ圧縮による通信量の拙悪といった用途にも活用されています。 従来の使われ方だと、解読キーが外部に漏れることはほとんどありませんが、プライバシー保護やセキュリティ強化を銘打って一般ユーザー向けに配信されているアプリの多くはアプリの提供元が解読キーを持っているので、提供元の信頼性やビジネス方針、企業の背後にある組織の意向によって