2日午後7時50分すぎ、東京都大田区の東急目黒線田園調布駅に停車した日吉発王子神谷行きの上り列車が、運転士のミスで扉を開けるのを忘れたまま発車するトラブルがあった。列車には当時乗客約180人が乗っており、数人が乗降できなかったとみられるという。 東急電鉄によると、列車は田園調布駅に到着する直前、同駅で非常停止ボタンが押されたため、いったんホームの中ほどで停止。運転士は安全を確認した後で運転を再開し、正しい位置で止まったが、その際、うっかりドアの開閉操作を忘れたまま発車したという。列車はそのまま走行し、次の急行停車駅の大岡山駅で乗客を降ろした。同線は全列車6両編成で、車掌が乗らないワンマン運転をしている。 運転士は「不注意で扉を開け忘れていた」などと話しているという。 東急電鉄広報部は「お客さまにご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。乗務員の教育を徹底し、再発防止を図ります」などと