全日本空輸(ANA)は、7月22日の皆既日食の時間帯に運航するチャーター便「鹿児島南方上空・遊覧フライト」を6月1日に発売する。日食そのものを観測するのではなく、その時間帯に空のようすがどう変化するのかを鑑賞する。機外が真暗になり、地平線近くが光り輝く幻想的な光景が見られるという。 鹿児島空港に発着し、同県南方の上空を飛ぶ。運航時刻は9時55分発、11時55分着を予定する。上空では地上に比べ天候に左右されることが少ない。ただし太陽が高い位置にあるため、皆既日食そのものを見ることはできない。天文ファンというより、航空機ならではの風景を楽しみたい人向けの企画といえる。 運航機材は「ボーイング777-200型」。窓側の座席列を1組として販売し、68組(最大193席)限定で取り扱う。料金は2人利用の場合で8万円、3人利用の場合で10万円。 ■関連情報 ・全日本空輸のWebサイト http://ww