2012年11月に公開された、4部作予定の第3部。特に心動かされることはなかったが、『新劇場版』では最も良かった。 108分だった『破』に対して『Q』は95分と短めで、そのため『巨神兵東京に現る』*1と同時上映だったのだろうか。もっとも『序』も98分なので、大差はないのだが。 これまではTV版のシークエンスを時系列通りに再構成していたが、今回は状況も展開もほとんど新作。しいていえば第24話を長編映画におさまるよう大胆に改変したといったところか。 それなりに主人公の行動が意味をなした前作を台無しにする導入で、『エイリアン3』を思い出す。しかし、わざわざ新規に作った意味が見いだせなかった『序』や、とってつけたような見せ場が不連続におとずれた『破』に比べて、ひとつの映画としてまとまっていた。挿入歌が主張していた『破』に比べて音楽関係に違和感がないことも、まとまってた印象を生んでいる。 『ヱヴァン