NTTは、IOWN技術を用いたリアルタイムなAI分析を省電力に実現する技術を開発したと発表した。APN技術やデータセントリック基盤(DCI)を用い、最大60%のトータル遅延時間短縮、最大60%の消費電力削減に成功したという。 NTTは2024年2月19日に開催した記者説明会で、データセンター(DC)におけるAI分析を低遅延かつ省電力に実現する技術を開発し、同技術を用いた実証実験を行ったと発表した。 具体的には、IOWN技術と郊外型DCを有効活用する。センサ設置拠点(エッジ)で行っていたAI分析を、ネットワークから端末までを光のままで伝送する「オールフォトニクス・ネットワーク(APN)」技術を用いて郊外型DCに集約。これにより、十分な用地と再生可能エネルギーを確保できるようになる。 また、広域に散在するデータを効率良く処理するためのICT基盤「データセントリック基盤(Date Centric