まちの将来担う人材に…新潟県柏崎市の「柏崎リーダー塾」に第6期生13人が入塾、地域活性化へ課題や解決策考える
宇宙に運ばれる冷凍・冷蔵庫フロスト。マイナス80度まで冷やせる上、温度変化も0・5度以内に抑えることができる=JAXA提供 【波多野陽】地球を回る国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟きぼうに、待望の冷凍・冷蔵庫がやって来る。といっても、アイスやビールではなく、実験サンプルを冷やすため。4日に種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられた補給船「こうのとり」に積み込まれており、宇宙で実証試験を始める。 写真特集H2B特集ページはこちら 生物の細胞や植物の種など、生命科学の実験サンプルには、常温では変質してしまうものがある。ISSにはすでに共用の冷凍・冷蔵庫があるが、各国間で使用権争いが激化。手狭になり、日本独自のものが必要になっていた。 JAXAは今回、ツインバード工業(本社・新潟県燕市)などと新型冷凍・冷蔵庫「フロスト」(容積12リットル)を開発。打ち上げからISSにたど
昨年5月の金環日食で使われ、不用になった観察用の日食グラスをアフリカに送ろうと、回収を呼びかけていた宮崎県都城市高崎町のたちばな天文台に、全国から約30万個の日食グラスが寄せられた。 現地に届けるには輸送費に約150万円かかることから、同天文台は寄付を募っている。 たちばな天文台によると、コンゴやケニアなど中央アフリカの7か国で今年11月3日、金環皆既日食を観察することができる。2010年1月にアフリカで観測された際には、裸眼のまま眺めて目を傷めた人が多かったことから、同天文台は国内で不用になったグラスを使ってもらおうと、昨年7月から都城市役所など5か所に回収箱を置き、協力を呼びかけた。 新聞やインターネットのニュースサイトに取り上げられたこともあり、全国各地の学校や個人から続々と届けられ、東京の科学雑誌出版社やゲームメーカーは未使用の在庫を段ボールごと送ってくれた。仕分け作業などに市民ら
5月21日の早朝、日本全国で「日食」を見ることができる。日食は、太陽の手前を月が通過することによって、太陽の一部が隠れてしまう起こる現象のこと。そしてこの日の日食は、太陽の中心部のみが隠れてリング状の光が見られる「金環日食」となっている。 日本で見ることができる金環日食は、1987年の沖縄金環日食以来25年ぶり。しかも多くの地域で金環日食を楽しめるという好条件にあるとされ、大きな関心と注目を集めている。その一方で太陽を直接見たり、詳しい知識がないまま中途半端な方法で観察すると目を傷める危険がある。ここでは金環日食の解説や鑑賞・撮影時の注意、さらにはインターネット中継を行うサイトや関連アプリを紹介する。 ◇金環日食の概要や解説 自然科学研究機構 国立天文台 金環日食特集サイト 日本の天文学のナショナルセンターである国立天文台の特設サイト。概要や観察方法、撮影方法など基本的なことを紹介している
小惑星イトカワでサンプルを採集し、7年の探査を終えた小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)の地球帰還から、2011年6月13日で1周年を迎えました。そのはやぶさの業績を紹介するイベント「はやぶさi」が、6月13日(月)から10月10日(月)までの間、東京国際フォーラムで開催されます。 ▽ はやぶさi - HAYABUSA INFORMATION CENTER ▽ http://www.t-i-forum.co.jp/function/news/data/2011/110530.html はやぶさiはギャラリースペースと店舗スペースに分かれています。ギャラリースペースには、「はやぶさの25年間の奇跡と今」と題された展示や宇宙飛行士訓練服の試着コーナーなどが設けられています。店舗スペースでは、1/2.5サイズのはやぶさの模型やカプセルレプリカの展示のほか、はやぶさ関連グッズの販売があります
地上350キロ・メートルの国際宇宙ステーション(ISS)で2008年11月から8か月半、保管した桜の種を、地上へ持ち帰って植えたところ、発芽しないはずの種が芽を出すなど、異変が相次いでいることがわかった。 原因は不明だが、無重力で放射線の強い宇宙環境で、遺伝子の突然変異や、細胞が活性化したなどの見方もある。 宇宙を旅した桜の種は、北海道から沖縄まで13地域の子供たちが集めた名木14種類。このうち岐阜市の中将姫(ちゅうじょうひめ)誓願桜(せいがんざくら)は、樹齢1200年と言われるヤマザクラの一種で、米粒ほどの小さな種は、地元の保存会などがまいても発芽せず、接ぎ木でしか増やせなかった。 保存会が種265粒を宇宙に送り、248粒をまいたところ、昨年春に2粒が発芽した。このうち、10センチの苗木に成長した1本は、葉の遺伝子の簡易鑑定で「他の桜の種が混入したのではなく、誓願桜の可能性が高い」と判定
宇宙空間で帆を広げたイカロス。6月、本体から分離されたカメラが撮影した=宇宙機構提供 光の力で飛ぶ宇宙帆船「イカロス」が、金星の近くを無事に通過し、予定していた実験を無事に終えた。宇宙航空研究開発機構の実験チームが10日、ブログで発表した。サブチームリーダーの津田雄一さんは「肩の荷が下りました」と話した。 イカロスは5月に打ち上げられた。14メートル四方の薄い帆を宇宙空間で広げ、光の粒がぶつかって跳ね返るときに受けるわずかな力を利用して飛ぶ。加速できることの実証や、薄い太陽電池での発電など、予定していたミッションにすべて成功した。8日午後4時39分に金星上空約7万2千キロを通過、その後で調べたところ、機体に故障はなかったという。 地球から遠く離れたため、すでに電波はとぎれとぎれ。姿勢制御に使う燃料は残り半分ほどという。津田さんは「今までは安全に運用していたが、これからは帆がかなり変形
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、はやぶさ搭載の帰還カプセルにより持ち帰られた、サンプル収納容器(※)からの微粒子の採集とカタログ化を進めています。 サンプルキャッチャーA室から特殊形状のヘラで採集された微粒子をSEM(走査型電子顕微鏡)にて観察および分析の上、1,500個程度の微粒子を岩石質と同定いたしました。更に、その分析結果を検討したところ、そのほぼ全てが地球外物質であり、小惑星イトカワ由来であると判断するに至りました。 採集された微粒子のほとんどは、サイズが10ミクロン以下の極微粒子であるため取扱技術について特別なスキルと技術が必要な状況です。JAXAは、初期分析(より詳細な分析)のために必要な取扱技術と関連装置の準備を進めています。 ※ サンプル収納容器内部は、サンプルキャッチャーA室及びB室と呼ばれる2つの部屋に分かれています。 添付資料1:はやぶさ帰還カプセルの試料容器から
イトカワに着陸する「はやぶさ」の想像図。着陸の衝撃で舞った微粒子をキャッチしたとみられる(JAXA提供) 今年6月に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から持ち帰ったカプセル内部で確認された微粒子について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、「ほぼ全部がイトカワ由来の物質と判断した」と発表した。地球から約3億キロ離れた小惑星「イトカワ」で地表物質を捕らえたことになり、人類が月より遠い天体から、地表物質の回収に成功したのは初めて。太陽系の起源解明につながる貴重な試料で、はやぶさ計画は最大の目的を達成した。はやぶさ快挙 太陽系誕生の解明に迫る はやぶさは平成17年11月、イトカワに2回着陸した。装置の不具合などで計画通りの試料採取は1度もできなかったが、着陸時の衝撃で舞い上がった砂ぼこりなどをカプセルに収めていたと考えられる。 JAXAは回収したカプセルを開封し、約150
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6月に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の試料容器から、地球外物質の可能性がある微粒子数十個が見つかったことが、5日わかった。 宇宙航空研究開発機構が電子顕微鏡で調べたところ、大きさ0・001ミリ・メートル前後の粒子の中に、これまでに容器内から見つかっている地球のちりやアルミ粉などとは、成分の特徴が異なるものがあったという。 はやぶさは小惑星イトカワに着陸した際、試料採取装置がうまく作動しなかった。これまで0・01ミリ・メートル程度まで見える光学顕微鏡で分析してきたが、試料容器内に地球外物質とみられるものは発見できなかった。そこで、特殊なヘラを使って微粒子を集め、電子顕微鏡で粒子の形状と成分などを確かめる作業を続けていた。 宇宙機構では今後、大型放射光施設「スプリング8」で粒子の立体構造を調べ、含有する微量元素や酸素の種類なども詳しく分析する。10種類前後の検査を重ねて、イトカワの砂か
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